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 平成24年6月、杉並学園は東京都より専門機能強化型児童養護施設としての認定を受けました。(東京都の制度です)入所児童を取り巻く生活課題が複雑化し、支援の困難性が増す中、児童精神科医や治療指導員を配置して、より専門性の高い支援を目指した取り組みが始まっています。

専門職員の配置について

 「精神科医」は週に1度(3時間ほど)来園します。入所児童へは、「子どもたちの心と体の健康について考えてくださるお医者さま」と紹介しています。各児童の生活場面を観察してもらい、必要に応じて個別の面談時間を設定します。また、職員がケースカンファレンスをする際には、精神科医としての立場で 助言や視点提供をいただいています。
 「治療指導員」は、心理的側面に留意できるケアワーカーとして、専門機能強化型事業を牽引しています。入所児童の生活場面に加わりながら個々のケースを観察し、子どもへの治療的な養育方法についてケアワーカーと意見交換や対話を持ちます。児童相談所の心理司や、学校のスクールカウンセラーとの連携役、また精神科医と各ホーム・グループホームとのパイプ役もつとめます。

施設運営向上事業について

 平成24年度より施設運営向上事業を開始しました。近年の入所児童の質的変化に伴い、施設内部における検討だけでは充分な専門的見地が得られにくいことから、外部機関や専門家(大学教授・医師・看護師など)を活用して計画的に施設運営の向上を図る取組を実践しています。取組実績は以下の通りです。

● 平成24年度  事故の予防と対策
● 平成25年度  性教育マニュアルの作成
● 平成26年度  標準予防策(スタンダートプリコーション)の研究・実施
● 平成27年度  インターネットリテラシーの向上について
● 平成28年度  施設内性教育の実践と普及に関する取り組み
● 平成29年度  施設内性教育の実践と普及に関する取り組み
● 平成30年度  施設内性教育の実践と普及に関する取り組み
● 令和元年度  インターネットリテラシーの向上について
● 令和2年度    児童の発達について
● 令和3年度    愛着形成に課題を抱える児童の支援



 社会福祉法82条の規定により、杉並学園では利用者(入所児童やその家族)からの要望等に適切に対応する体制を整えています。 杉並学園における要望等対応責任者、要望等受付担当者及び第三者委員は下記の通りです。

● 要望等対応責任者  麻生 信也(施設長)
● 要望等受付担当者  宮ア 直子・渡邉 智則
● 第 三 者 委 員   山瀬 睦子(地域協力者)・小嶋 貴子(地域協力者)

● 要望等対応の方法

(1) 要望等の受付
 要望等は面接、電話、書面などにより要望等受付担当者が随時受付ます。なお、第三者委員に直接要望等を申し出ることもできます。

(2) 要望等受付の報告・確認
 要望等受付担当者が受け付けた要望等を要望等対応責任者と第三者委員(要望等申出人が第三者委員への報告を拒否した場合を除く)に報告いたします。

(3) 要望等対応のための話し合い
 要望等対応責任者は、要望等申出人と誠意をもって話し合い、対応に努めます。その際、要望等申出人は、第三者委員の助言や立会いを求めることができます。 なお、第三者委員の立ち会いによる話し合いは、次のように進めます。

   ア. 第三者委員による要望等内容の確認
   イ. 第三者委員による対応案の調整、助言
   ウ. 話し合いの結果や対応事項等の確認 

 ※詳細は「社会福祉法人光明会杉並学園が提供する福祉サービスに係る要望等への対応に関する実施要綱」に定めてあります。

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